| 飯田真三(道路の鉄人) | ||||
| 広島の道路にあるマンホールの全てを知る男 |
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| マンホールの蓋 広島市編 |
| はじめに
上水道は1896年創設で給水開始は全国6番目の古さ。下水道は1898年に着工している。 旧広島市内の殆どの道路を調査し、ほぼ全種類の蓋を採集した。古そうな蓋を発見したことで始めた今回の調査だったが、古い蓋の絶対数は少なめ。これには戦争の影響が当然考えられるわけだが、最近市街地の再開発が急速に進んでいるのも無縁ではないらしい。僕以前にも断片的ではあるが、蓋の調査をした方がいる。今回の調査結果と照らし合わせると、絶滅した蓋もいることがわかっている。10年位前だったら、まだまだ古い蓋がたくさん残っていたに違いなく、誰にも知られずにひっそりと消えていった蓋もあるに違いない。蓋のデザインがどうだったかなどと言うことは、どうでもいいと思われるかもしれないが、古い蓋を文化財とみなして博物館に保存したりしているところもある。特に広島市の場合、一度焼け野原になって戦前の物は殆ど残っていないので、そんな中を生き残った蓋たちは貴重な存在であると思うのである。しっかりした調査を誰もやりそうにないし、古い蓋がどれくらいあるかという興味もあったので調べ始めたのだが、とにかくちょっとやそっとでは見つからない仕組みになっている。少し歩いただけでは古い蓋なし、という結論になってしまうので、全道路調査ということになってしまった。全種類は、とてもではないがのせる事ができないので、古そうな蓋、特徴のある蓋をいくつか選んでみた。尚、旧広島市以外の合併地域にも、合併以前の水道事業時の蓋が結構残っているようなので、そちらの調査は継続中である。 |
| マンホールの蓋 広島市編 上水道 |
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消火栓
消火栓は、広島市全体で、平成9年3月で約2万枚あると資料に載っているが、種類は非常に少ない。 今路上で一番多いのがこのタイプ。というより、これ以外の蓋を探してもまず見つからないと思った方がよい。文字の周りの枠が二重になっていたり、マークの大小があるなど、メーカー、もしくは型の違いと思われる個体差はけっこうある。このレイアウトを使っているのは広島市とその周辺だけで、量水器などにもみられる。独自性は高いのだが、こればっかりなので、毎日見ているとうんざりする。 |
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消火栓
前出の旧タイプと思われる蓋。レイアウトは同じだが、トンボのような模様が縦に前者6本に対して4本。縦4タイプと勝手に呼んでいる。正確な枚数は数えていないのだが、恐らく十数枚しかないと思われる。 |
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防火水槽
車道上にあることが多い防火水槽。13枚を確認している。広の字が廣となっている蓋は一枚だけである。 |
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止水栓
何パターンかあるが、特筆すべきはHWWと書かれた蓋が見つかることで、Hiroshimacity Water Worksの略で、広島市水道局の意味である。都市の頭文字にWWの表記は、横浜、新潟、県内では尾道市にもある。横浜市では今でもYWWと入った蓋を使用しているのに対して、広島市では一過性の事だったらしい。文字の向きからすると、戦前の蓋だろうか。まる一日探しても一枚見るかどうかで、残存数92枚は、止水栓全体数からすると、けっして多くはない。 |
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量水器
広島市で量水器の設置が始まったのは、昭和30年頃から。最初は散水栓ボックスを流用していたらしい。尚、水道局ではメーターボックスと呼んでいる。
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量水器
コンクリート製の蓋。13枚を確認しているが、こんな物があるとは思っていなかったので、途中気が付くまで見落としていた可能性大。13枚ほど確認しているが、もう少しあるだろう。ほとんどは今でも現役である。 |
| マンホールの蓋 広島市編 下水道 |
上水道に比べると、古い蓋はほとんど残っていない。これには歴史的背景が大きく影響している。まず、昭和20年の原爆投下。蓋は大丈夫だったのではないかとも思われるのだが、資料には、「爆風等で飛散した人孔蓋」という記述があるので、蓋もただではすまなかったらしい。更に同年九月の枕崎台風でもかなりの被害がでた。戦後の物不足の中で、鉄蓋も標的となり、夜間の盗難も相次いだ。しかし一番の要因と考えられるのは、戦後の区画整理で、下水道は昭和33年には戦前の施設の大半は使用不可能となっている。 |
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配本漏探
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| マンホールの蓋 広島県編 |
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| フロッタージュでいく蓋の東海道五十三次 |
一応のルールとして、国道一号線が通過している都市が対象。各市町村で最低一枚、その地域の蓋と思われる蓋を採集する。旧東海道の宿場町だったところで探すことも考えたのだが、江戸時代に蓋なんてなかったし、当時と今で行政境界が違うので、現在の市町村区分で行うことにした。実際には国道一号を車で走り、行政境界が変わったら脇道に入って、蓋を探していた。今回使用したのはロール状の障子紙。幅が22.5センチなので、蓋の大小にかかわらず、この幅分蓋を採集した。一カ所で複数採集したところもあるし、寄り道して関係ないところのもある。長さは約25メートル。日程の都合で日本橋から順番に並んではいないが、蓋の拓本の巻物が出来上がった。芯鉛筆を使った乾拓なのだが、蓋の状態によって仕上がりが全然違ってくる。今回は蓋を選んでいる余裕があまり無かったので、あまり綺麗に採れていない蓋も多い。まぁ、学術調査ではないし、こんなところに発表するとも思っていなかったので仕方がない。あくまでも旅の記念品として、本人が楽しんでいる程度の出来上がりである。その中から割ときれいに採れているものをいくつか選んでみました。 |
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・上が現物。長さは約25メートルある。
・下は、蓋のマークの部分のみを実物大で書き写し、順番通りに並べ、解説を加えた縮小版。巾は12センチ、長さは約6メートル。コピー紙製。こんなものでも欲しがる人がいたりして、これまでに14本つくった。1本作るにもおそろしく手間がかかるので、これ以上作りたくないというのが本音。 |
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東京都
東海道の起点は日本橋。日本の道路の起点でもある。橋の中央にこんな物があるのでこれを採集した。本当は蓋ではない。直径370ミリ。 東京都の旧マークで下水の蓋から。 |
| 川崎市
消火栓の蓋から。蓋を探したのが朝の通勤時間帯で、どこに行っても人がぞろぞろ歩いていてやりにくかった。 横浜市 下水の蓋から。横浜市のマーク。 藤沢市 汚水の蓋から。 茅ヶ崎市 下水の蓋から。茅ヶ崎に着いたのが朝の五時半。まだ車が少なく車道の真ん中で採った。 平塚市 下水の蓋から。 大磯町 二年前に探したときはマークの入った蓋が見つけられなかったが、今回やっと見つけることが出来た。 二宮町 探したのだが、マーク入りは役場の前に一枚あるきり。ほかにはないのか。たぶん下水の蓋。 小田原市 消火栓の蓋から。 箱根町 下水の蓋から。強羅にて。 三島市(ここから静岡県) 止水栓の蓋から。富士山をイメージしているようなマーク。残念ながらこの日富士山は見えなかった。 清水町 町のマーク入りの蓋はなく、隣の沼津市の蓋を使っているようだ。清水町と書かれた絵入りの蓋がなんとか見つかったので、その一部富士山を採った。 沼津市 消火栓の蓋から。沼津市水道部と書かれていた。水道局と呼ぶことが多いのだが。周りを探したが、この一枚しか見つからなかった。 富士市 消火栓の蓋から。これまた富士山をモチーフにしているようだ。 富士川町 町のマーク入りの蓋はないのか、とうとう見つからなかった。諦めかけていた時に見つけた蓋。今も残る岩淵一里塚のそばに数枚だけあった。グレーチング蓋。 蒲原町 役場の駐車場にあった蓋。この蓋で満足してしまい、町は一歩も歩いていない。 由比町 消火栓の蓋から。 |
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清水市
住宅街で探したが、マーク入りの蓋は見つからなかった。そもそも蓋自体が少ない所だった。 |
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静岡市
汚水の蓋から。ここも蓋自体が少ない所だった。蓋のデザイン自体も淡泊。探した所がはずれだったのかもしれない。 |
| 岡部町
藤枝市 岡部町で消火栓から採った。しかし藤枝市のマークである。隣の蓋をつかっているのはよくある事なのだが、藤枝市で蓋を見るまで気が付かなかった。引き返すのも面倒なのでそのままに。 島田市 駅前のアーケード下で採った。量水器の蓋から。 金屋町 さんざん探し回った末にやっと見つけた、下水の蓋から。民家の前でやっていたら、住人が何やら叫びながら出てきてのであわてて逃げた。 掛川市 駅前の商店街で。消火栓の蓋から。 袋井市 駅前の旅館街で。消火栓の蓋から。 磐田市 駅前の商店街で。消火栓の蓋から。 豊田町 町のマーク入りの蓋を探すも全く見つからず。絵入りの蓋が何とか見つかったが、公共下水と書いてあるだけだった。 浜松市 消火栓の蓋から。 舞阪町 下水の蓋から。えらく単純なデザインだが、これは視力検査のマークと同じなのでは。 新居町 下水の蓋から。 湖西市 下水道の蓋から。 豊橋市(ここから愛知県) 消火栓の蓋から。 小坂井町 下水の蓋から。 豊川市 雨水の蓋から。 音羽町 下水の蓋から 岡崎市 消火栓の蓋から。 安城市 何の蓋かよくわからない。 知立市 単口消火栓の蓋から。 刈谷市 下水の蓋から。 豊明市 下水の蓋から。すぐには見つからなかった。 名古屋市 消火栓の蓋から。 蟹江町 消火栓の蓋から。 弥富町 この二種類以外マーク入りの蓋が近くに無く、どちらが町のマークかよくわからなかったので両方採った。 長島町 下水の蓋から 桑名市 制水弁の蓋から。 朝日町 汚水の絵入り蓋から。 川越町 仕切弁の蓋から。 四日市市 汚水の蓋から。 鈴鹿市 制水弁の蓋から。 亀山市 バルブ(止水栓)の蓋から。 関町 下水の蓋から。 土山町 消火栓の蓋から。 水口町 都市下水の蓋から。 甲西町 下水の蓋から。 石部町 下水の蓋から 栗東町 下水の蓋から。 草津市 下水の蓋から。 大津市 消火栓の蓋から。 |
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京都市
東海道の終点四条大橋の袂で採った。京都市のマークだが、これが入るのは大きな下水の蓋だけで、ほかの蓋には京都市水道局のマークが入る。日程の都合で一番最初に採ったのが実はこの蓋。 |