■■広島はカフェテラス天国だ■■

 みなさん!広島でカフェテラスを楽しみましょう!広島で 
は我々市民も行政も、カフェテラスを街なかにもっと増やし 
て、気持ちの良い時間を過ごしたい!賑やかで粋な街にした 
い!と行動しています。今までどんなことをやってきたのか?
今、広島の街はどんな様子なのか?・・・コーヒーでも飲み 
ながらゆっくりご覧下さい。               
・カフェテラス倶楽部結成  1995.06〜
 1995年6月、はっきり言ってちょっと疲れた中年オジ 
サン達がカフェテラス倶楽部を結成しました。広島の街に、 
パリのシャンゼリゼのようなカフェテラスをたくさん作り、 
のんびりと気持ちいい時間を過ごしたい!仕事で疲れた帰り 
道にコップ片手にボケーといつまでも通りを眺めていられる 
場所が欲しい! 動機はかなり単純な想いでした。が、実は、
カフェテラスがたくさん出来れば、この街の魅力が一層増し 
て、活気のある街になるのでは?とも考えていたのです。  

   広島には戦後の戦災復興事業で作り上げた、20数キロに  及ぶ河岸緑地や平和大通りを初めとする緑豊かな空間がたく  さんあります。この広島の財産をもっと自由に、楽しく使え  るようにしたいものだと思っていたのです。          結成以来、最低月に一度は広島の何処かでカフェテラスを  やっています。作ってくれ!というのではなく、先ず自分達  でやってみる、動きながら考える、がモットーです。97年  10月から月に一度の定例カフェを第三土曜日の午後、平和  大通りの全日空ホテル前の緑地で行うことにして、後は不定  期で出前カフェをやるということにしました。数えてみれば  既に延べ85回を超えています。オジサンだけでなく女性や  若い人、年配の人も参加しています。                        やればどうにかなるもので、車に載せて運べる、何時でも  どこでもカフェテラスセットが出来まして道具、テーブル、  椅子、パラソルなどが順次整備されてきました。最近ついに  オリジナルカップ&ソーサーまで制作!他の民間の団体や行  政までもカフェテラスをやり始めるという事態に発展してき  ました。外国の様に、一定のルールに則って・民間事業者が・ 営利目的で・常時・公共空間を使えるようになるには、もう  一段、ステップアップする必要があります。一番大きなハー  ドルを越えなくてはなりません。「公共空間はみんなが使う、 みんなの物だから、一人の者が占用するのはいけない。まし  てや営利目的なんてもってのほか!」という公共空間を使う  時の大原則を超えていかなくてはダメなのです。カフェテラ  ス倶楽部はそこを目指して、これからも活動します。が、そ  の下地はできつつあると思っています。まあ、楽しみながら  したたかに!です。みなさん!広島でカフェテラスを楽しみ  ましょう!                       
・平和大通りオープンカフェナイト開催
  1996・1997・1998
 カフェテラス倶楽部結成から1年。毎夏広島で開かれる 
文化デザイン会議の事業の中でカフェテラスをやりたいの 
で協力して欲しいとの申し出がありました。この事業を中 
心になってやっている青年会議所の人たちからの話です。 
彼らの目的は平和大通りの有効活用の実験とアピールとい 
うことでしたが、もちろんすぐに協力することにしました。
夏の夜、二日間。青年会議所と我々とで、計3ケ所カフェ 
を出しましたが、これはアピール力があり、評判も良くて、
広島のカフェテラスの歩みの中ではエポックメイキングな 
事業だったと思います。                
             
   オープンカフェナイトは結局3年間やりました。台風が  せまり大変心配をした年もありましたが、宣伝もしっかり  やって、市民の皆さんに大規模なカフェテラス風景を見せ  たこと、カフェテラスの良さを知ってもらえたことは大変  な成果だったと思います。実施した我々も、広島でも、年  配の人にでも抵抗なく受け入れてもらえるんだという自信  が出来ました。また行政もこれに自信を得てカフェテラス  実験を行うことができるようになったと思います。    
・「カフェ・ド・べール」オープン!
  1998〜
 オープンカフェナイトの三年目、1998年の夏に平和 
大通りの一角で本格的なカフェレストラン「カフェ・ド・ 
ベール」がオープンしました。一ヶ月間の期間限定、試行 
版カフェテラスです。市や喫茶環境衛生同業組合、ホテル 
旅館組合、観光協会がつくる「平和大通り有効活用実行委 
員会」が主催団体。ブース(写真左)や給水などの設備は 
市が負担しました。あくまでも試行ということであり、公 
共が入った団体が主催しており、平和大通りの有効活用や 
市街地の活性化という公共目的も有るということで、色々 
な許可の基準も緩和してもらいました。もっと言えば仮設 
で、料金は取っても基本的に営利目的でないということが 
許可の際のポイントだと思います。           

   カフェレストランだけでなく、隣の緑地では休日にフリー マーケットが催され、レストランの中ではステージで音楽  が演奏されたほかビデオも上映されました。これらは民間  団体の「広島を面白くする会」の協力で実施されました。  カフェ・ド・ベールはマスコミにもたくさん取り上げられ  採算も良かったようです。報告書も出来ています。ただし  一部で苦情も有りました。近くの喫茶店からは客が少なく  なった事、事前の説明が不十分だった事に苦情が寄せられ  ました。住宅からは騒音にクレームがつきました。が、全  体的に好評で成功だったと思います。カフェテラス倶楽部  ですと自己紹介すると、このカフェをやっているのかと良  く言われます。それだけ市民の間にも知られてきたと言う  事だと思います。                   
  

 最初の年は実行委員会の直営でしたが2年目からは民間 
事業者をコンペで選定し依託する方式になっています。ま 
た期間も2ヶ月間と延長されています。         

・パラソルギャラリー&カフェ オープン!
  1999〜

 
 カフェ・ド・ベールの成功に力を得て,テイクアウトカフェ
とパラソルギャラリーがスタートしました。場所は平和公 
園の対岸、元安橋のたもと。パラソルギャラリーはパラソ 
ル1本分のスペースを市民に貸して、自分の作品を出展し 
てもらうというものです。販売も可能です。カフェブース 
やテーブル等のデザインにも気合いが入っています。   

 このブースは8角形だからオクトカフェと言うんですが  ポンッ!と、置くとカフェになるの意味も有ります。主催  は例によって「元安川河岸緑地有効活用実行委員会」。カ  フェは直営です。初年度は2ヵ月間でしたが2000年は  7ヶ月に延長しました。評判は上々、平和公園から見た風  景も一変し日本的でない雰囲気を醸し出しています。     

 
・京橋川リバーサイドカフェ スタート!
  2000〜

 さて2000年から河岸緑地でカフェテラスがオープン 
しました。場所は広島駅の少し西、京橋川と猿猴川の分岐 
点の京橋川河岸。いつもはこんな調子の雰囲気の良い緑地 
です。この緑地の特徴は民有地と緑地が直接接しているこ 
と、ホテルや宿泊施設が3件も有ること、駅から近く人通 
りも見込めることです。                


 1999年の11月から広島県建築士会広島支部まちづ  くり委員会とカフェテラス倶楽部の共催という形で月1回  のカフェテラスを開きました。周辺住民の方へチラシを配っ て参加を呼び掛けたり河岸緑地をカフェテラスなどに利用  することへのアンケートを取ったりしました。アンケート  では、もっと河岸緑地を有意義に使って欲しいという意見  がほとんどでした。カフェテラスの評判も上々です。2軒  有るホテルの代表の方もカフェ営業に大乗り気です。   
 この先行カフェを受けて9月からカフェテラス実験がス  タートしました。地元町内会が中心となった実行委員会の  委託を受けて、キッカワフレックスホテルとJALシティ  ホテルが2ヶ月間営業しました。不定期に音楽の生演奏が  入りました。営業的には少し苦戦のようでしたが2001  年は半年ぐらいやりたいと支配人の談。こちらは平和大通  りに比べて知名度がもうひとつだった様な気がします。2  年3年と続けていく必要が有るようです。               
●平和大通り社会実験の結果
  1998〜2001

 平和大通りでの社会実験は4年で幕を閉じました。純粋 
に民間がやりはじめて3年です。朝日珈琲さんや全日空ホ 
テルさんが本当にがんばって下さいましたが、毎年の赤字 
(聞くところでは100万円単位)で、はたから見ても、 
これが限界だったと思います。             
 実験結果はどうだったかという総括は知りませんが不利 
な条件がたくさんあったと思います。ここの特徴は元にな 
る店舗が無くて純粋に屋外のみで、かなり席数が多かった 
ことです。ある飲食関係者に聞くと席数が多いため、しっ 
かりしたマネージャーをつける必要があること。初期投資 
が毎年かかること、このために多くの従業員を雇う必要が 
あること。天候に左右されるため営業できない日が多くあ 
ること、を指摘されていました。元々のカフェテラスの発 
想は、既存の客席から張り出してプラスアルファーの客席 
を増設することですから、新たな雇用の必要は無く、雨が 
降れば元の客席でやればいいということになります。   
 結論としては、屋内の客席を持たずに純粋に屋外のみの 
客席ではペイしないということ、赤字を出してまで民間は 
カフェテラス営業はしないということだと思います。   
 それでも実験はやって良かったと思います。カフェテラ 
ス自体の認知に果たした役割は大きかったです。今でも、 
あの平和大通りのカフェテラスはまだやっているんですか、
とよく訊かれます。                  

●新たなスタート、広島のカフェテラス!
  2004〜


 平和大通りの実験結果を受けて新たな試みがスタートし 
ました。市の働きかけを受けて、河川敷きで民間が直接カ 
フェテラスを営業することを、法律の特例運用として国が 
認めてくれました。全国でも広島と大阪・名古屋の三都市 
だけです。京橋川のリバーサイドカフェでは民間による直 
営業が行われ、人気を博しています。独立店舗型が4ブー 
ス(3店舗)、地先利用型が3店舗(RCC文化センター、
キッカワフレックスホテル、JALシティホテル)です。 
 2005年10月から、おもてなしの心でまちづくりを 
応援する「まちづくりカフェプロジェクト」がスタートし 
ました。公民館の講座に集まったグループですが、いろい 
ろな場所で出張カフェテラスを行い、まちづくり活動を行 
うグループと連携しています。新しい仲間が増えて元気が 
出てきました。このグループ以外にもカフェテラスを定期 
的に開催する人たちが現れています。いよいよ「広島は
カフェテラス天国だ!」と言っても良い状態になりました。

  
  
京橋川リバーサイドカフェ       RCC文化センター   
  (独立店舗型)・Rウィン       (地先利用型) 
       


  
  
キッカワフレックスホテル       市民交流プラザにて   
(地先利用型)            (オープニングイベント) 



  

平和公園親水テラス          白島白潮公園   
   (毎年8月5日)      (京橋川かいわいあしがる隊イベント)



  

中工場(ゴミ焼却場)         基町ポップラ通り 
   環境イベント「わっはっは」協賛  カフェテラス倶楽部10周年記念イベント  
                (毎週第4土曜日にカフェ開店中)



 カフェテラス倶楽部結成から12年。ここまでは非常に 
順調に、楽しく賑やかにやってこれたと思います。元安橋、
京橋川河岸緑地は夏の広島の風物詩になっていくと思いま 
す。さらに、カフェだけでなく公共空間の有効利用と街の 
活性化というターゲットで違った利用の仕方を提案し、実 
施していく筈です。カフェテラス倶楽部も今まで通り自由 
にカフェテラスや出前カフェを続けていきます。外国の様 
に、一定のルールに則って・民間事業者が・営利目的で・ 
常時・公共空間を使えるようになるまで続けていくつもり 
です。一度広島でカフェテラスしてみませんか?