安芸の西国街道を行く

岩国市関戸〜御庄宿〜柱野
付:錦帯橋〜柱野

塩形幸雄 作成  2003/9/30掲載 御庄多賀神社にて 6/1

 岩国は、吉川元春が、出雲の国、広瀬から、転封されてきたとき、岩国に城を定め、城下の町割りをした。錦川は、堀に見立て、西国街道からの出入りは、切りどうし、錦川沿いと城の防衛を意識している。城下には、佐々木小次郎の生まれたところ、ツバメ換えしなる巌流を発案した柳も残っている。
 本編は西国街道本道の関戸〜思案橋間に加え、散策時のお勧めとして岩国〜思案橋間のコースを加えたものにして参考に供している。

 

アプローチは、武家屋敷などがあった城下町は、JR西岩国駅が近い。(以前はこの駅が岩国駅だった)歩いて、5分すれば到着する。以前の岩国の中心だった面影が見られる。  
また、岩国、我龍橋、川西、道祖峠、思案橋、御庄へと至る。御庄には、錦川清流線、新幹線など交通機関があり、新幹線の駅からは30分に1本岩国駅行きのバスが出ている。御庄から、多田、関戸、欽明路と道路沿いを歩くが各所にバス停があり疲れたところで帰ることが出来る。距離は15kmと長いが、交通の便を考えるとコース取りに苦労はしない。46人の人数だったが、30人は最後まで歩いた。

街道の見どころ案内
 興味がもてたのは、岩国城下の面影と中心となる椎尾神社、川西の宇野千代の生家、道祖峠の山道、それから、思案橋に至る道と、多賀山明神などの宿場町だった風景、本庄神社など風水を考慮しての神社配置、関戸の宿場町などではないか。盛りだくさんなので、見過ごしてしまいそうだ。(挿し絵:多賀山明神、井上宏司 書)

周防路の 入り口守る 岩国城 明治維新に 効果てきめん (Y-Shiokata)

岩国城下と椎尾神社 (岩国市岩国)
岩国城は、関ヶ原で毛利が敗れ、防長二国になったとき、吉川が出雲広瀬から転封して岩国にきた。毛利としては、東への備えを重視しており、西国街道にも、また、瀬戸内の航路にもにらみがきく重要な地点である。椎尾八幡は岩国城下の安寧を願ってまつられている重要な神社である。

宇野千代生家と善教寺の宇野千代の墓 (岩国市川西)
 西国街道から岩国往来を伝って進入してくる峠越えのふもとに位置しており、外部からの進入を防ぐ意味もあり、防衛上重要である。地区の中には、宇野千代の生家があり、当時を偲んで大勢の人があつまっていた。近くの善教寺には宇野千代の墓がある。

道祖峠 (岩国市)
 今は県道になっており、峠はトンネルが出来ている。旧道が岩国往来のルートなのだが、車の利用が今も結構ある。峠の部分は、踏み分け道が今も残っており、時々利用者がいるようだ。当時は、もう少し広かったのかも知れない。

思案橋 (岩国市御庄)
西国街道と岩国往来の別れにかかる橋で、旅人が、ここで岩国城下に入ろうか、また、そのまま旅を続けようかいろいろ迷い思案したそうであり、思案橋とついた。当時は木製であったが、幾度も流されて、いまでは、コンクリート橋となった。

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御庄宿と御庄八幡 (岩国市御庄)
御庄は、関戸と柱野の宿の間の宿として整備されてきた。そのためか、隣との距離は非常に近く、最後には、柱野宿に統合されてようだ。ここは、御庄川の氾濫が頻繁にあり、道路の北側だけに屋敷などを配置している。間口は、6間と3間に統一され、整然とした街並みで、今もその間取りは敷地の幅としてみることが出来る。町の中心に、御庄神社がある。

本庄神社 (岩国市多田)
本庄神社は、岩国城の北にあり、岩国城下の椎尾神社、南の○○神社とともに、城を守る重要な役目を帯びていた。風水なども参考にされたようだ。神社の土台となっている石垣は、安濃積みとなっており、当時の石工の痕跡であり、必見すべきものである。

関戸宿と脇本陣 (岩国市関戸)
関戸宿は、安芸の国から峠越えるでやってきて最初の宿である。古くからの交通の要衝であり、古代のときは駅が関戸に設置されていた。また、岩国への東の玄関でもあった。本陣は、土塀がかすかに残っているだけだ。脇本陣は、当時の位置に家は建て変わっているが面影を少し残している。


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リンク! せっかく西国街道を岩国までお出でになったのなら、
ぜひ錦帯橋や付近の名勝を観光されることをお勧めします。(^_^)

錦帯橋付近の観光案内を添付しました。 下記ロゴをクリックしてください。

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主催:西国街道散策会
日時:平成15年6月1日(日)9時30分〜15時
参加:46名(佐々木卓也、石田、市岡、井出、井上、植田、江角、岡、岡本、荻田、奥本、杵鞭、倉本五百子・奈津子、小泉、小早川、近藤、桜井夫妻、滝宗、竹原、田部、積山夫妻、徳田、中井、中尾、中川、中島、楠部、西、西川夫妻、浜谷夫妻、浜安、藤谷、前川、増田、松崎、山河、山根、吉田、吉永夫妻、塩形)

1.やるきまんまん

 午前9時30分に JR西岩国駅に集合、ここから歩き出しました。前3回雨で流し、1週間の順延だったので、期間が少なく、46人と、ちょっと人数が少な目でした。歩く距離が長かったのですが、台風通過後で、散策会を実施するについて、空気もよく澄んでおり、すきとおる空と、新緑まぶしい山のみどりが映えて、快適に過ごせました。次回は、井口〜廿日市の町の中で、身近ですので、大勢の参加をお待ちしています。