ニュースレター 2月号(142号)
中国・地域づくり交流会が発行しているニュースレターのインターネット公開版です。

目次

  1. 西国街道散策会記念フォーラム開催
  2. 私の絵手紙
  3. 書籍紹介 エコ研博士と一緒に学ぼう シリーズ1 「We Love 太田川」
  4. 【部会情報】タウンモビリティ楽会例会開催
  5. 交流大会 分科会報告「第1弾」

■ 待望の「西国街道散策会記念フォーラム」が開催

と き:2003年1月11日(土)・12日(日)
ところ:広島市まちづくり市民交流プラザ4F

西国街道の企画展示

《西国街道の道中絵巻と浪漫巷談》

広島城下を西広島駅から猿猴橋まで歩いて、気が付けば3年16回の長旅を続けました。振り返ると西は岩国を東は西条を越え、歩き仲間も200名に達して参りました。私たちは中国・地域づくり交流会の研究部会として、一昨年に「西国街道を行く:広島編」のHPを立ち上げました。アクセス数も5000を過ぎ、偶然にも西宮からの三谷様に5千番目の特別表彰をすることになりました。またパソコンをお持ちでない会員を始め、一般市民に私たちの活動報告をと、ギャラリーでの道中絵巻展を開催しました。2日でニ百数十人の方がおこしになり、西国街道散策地図・市内地区作成地図・中国新聞掲載記事や佐々木所蔵資料など、正に西国街道の歴史絵巻を一挙掲載し、参加者は熱い眼差しを向けました。

この度は当会と市民交流プラザの共催で、基調報告は私が街道歩きの魅力を解説し、HP制作担当の山根様はその技術面と苦労談を、散策地図作成担当の下田様はワークショップの経験談を報告しました。中川様は定年を機に下関〜西宮間の全線踏破の経験から西国街道を浮彫りにさた。岩国・廿日市・船越・西条から街歩きのボランティアガイドが来られ体験談を披露され、旧長崎街道を歩く会の河島様に全体総評を伺いました。3年前に広島の取組みはひよこだったものが、大きく成長し羽ばたいたと絶賛されました。

江戸開府400年の本年に、私たちは西国街道の通る広島本通商店街振興組合に対して、西国街道と旧5町名の銘板設置をお願いし、企画提案書を事務局の方へお渡しできました。今後も西へ東へ楽しい旅路は続き、街道散策の経験を生かし、街並や路面の整備方法など積極的に提案して参ります。街道散策にご関心のお有りの方は、一緒に歩き続けましょう。

(文責 佐々木卓也)

■ 私の絵手紙

あっと言う間に、一月も終わってしまいました。ほんとに一月は「いぬる」「いんでしまいました」これは純粋の広島弁だと思いますが。一昨年、三次市の平田観光農園(フルーツの森)から、ポストカード作成の依頼を受けました。平田さんとは、「私のリンゴの絵」を農園内のレストラン(まるめろ)に飾ってもらったのか縁で交流が始まりました。「農園で生産する果物のポストカードを作りましょう」「絵手紙でいいですよ」と平田さんは、簡単に言われましたが、私は悩みました。絵手紙の常套手段では「墨と筆」。これでは、なんとなく「中高年向き」で楽しくない。果物だけでも面白くない。試行錯誤して、昨年末完成しました。「大地からの贈りもの」7枚セットで500円。農園の売店で売っています。味わい深い言葉は、平田社長、文字は若い女性。原画と響きあって、大変良いものになりました。もちろん美しいカラー印刷です。

(ひのかつこ)

■ 【書籍紹介】エコ研博士と一緒に学ぼう シリーズ1 「We Love 太田川」

¥1,000円(税込み)
お問い合わせ先
エコロジー研究会ひろしま
TEL:082-240-3420 FAX:082-240-3426
又、各書店でも販売しています。

「なんとか広島で子どもたちの将来に役立つ総合学習を行いたい!」

そういった先生方の厚い思いの一助になればと作成したのが、この『エコ研はかせと一緒に学ぼう!シリーズ』です。

まず第1弾は、1996年から毎年、子どもたちと行ってきた「太田川せせらぎ学習塾」を軸としたカリキュラムの紹介です。

名付けて『WE LOVE 太田川』。

広島の母なる川・太田川に触れ、学び、体験することから、身近な川と自然の大切さを子どもたちと一緒に実感できる内容として、カリキュラムを組んでいます。

この『エコ研はかせと一緒に学ぼう!シリーズ』を上手に活用していただき、広島の子どもたちにとって身近で役立つ『総合的学習』が行われることを願っています。

【部会情報】タウンモビリティ楽会例会開催

1月の例会は、氣(ひ)−続(つ)−占(じ)年、「こだわり一食一飲持ち寄り新年会」を開き新年の抱負を語り合いました。2月の例会は、15年度タウンモビリティ活動計画を立案したいと思います。ふるってご参加ください。

      開催日時 平成15年2月20日(木)18:30〜

      開催場所 中国・地域づくり交流会 Cハウス3F

      内  容 5年度タウンモビリティ活動計画について/TM白書の取り組みについて

(世話人 久保田 博)

■ 交流大会 分科会報告「第1弾」

 食の分科会(話題提供:平岡 敬 進行:藤野完二)

「食」を通して、地域づくりや社会のあり方を、もう一度、見直していこうという分科会である。

交流会会長 平岡敬氏がイタリアでスローフードを実践している現地をみて、「持続可能な地域」のあり方について次のような主旨で話題を提供した。

『経済優先の工業化が進んだ結果、大量生産、大量消費化の文化が国民に浸透した。

その結果、@国産品、A地域色、B季節感、C食品の安全性、D家庭の団らんが無くなった。

味の文化が失われた事で家族の繋がりが切れ、社会の至る所に弊害が表れた。

失われた食文化をもう一度取り戻すために、@地場産を食べる、A生産者を助ける、B子供たちに食の意味を伝える。これを目標に中国・地域づくり交流会の部会に「スローフード研究会(仮称)」を作り、賛同される方々とでスローフード運動を推進していきたいと考えている。

イタリアでは1990年代にペトロリニ氏が中心になってこの運動が起きた。その結果、食を起爆剤にした地域興しの例も出ている。(イタリアゾベンロー・フラテンローの生ハムが有名である)』

以上の話題を基に話し合った結果、次の方向性を見いだした。

今後は食を見直し家族の文化を立て直し、真の地域の活力を育てていく運動が必要である。

この場合の活力、元気とは経済性の指標ではなく「人としての生き方」を指している。

  • 旬のものを旬に食することで「季節感」を取り戻す。
  • 地の産物をその地で食する(地産地消)ことで「地域文化」を取り戻す
  • こどもたちの教育を食の観点から見直し、人としての「文化の伝承」を図る

これらのことを軸に、生活者と消費者の今までの関係についても見直し、新しい関係を構築する運動がいるのではないか。消費者はもっと賢くなることが必要。

「スローフード、スローライフ、フェアートレード」はお題目としての目標ではない。

現在の食品、商品は信頼性が失われている。このトラウマから脱する為、「大量生産、大量消費」のアメリカ文化から脱して、足元の「文化」を食の立場から見直していかなければいけないのではないかという結論になった。