ニュースレター 6月号(146号)
中国・地域づくり交流会が発行しているニュースレターのインターネット公開版です。

目次

  1. 萩往還・散策マップ〜ワークショップ開催中
  2. 私の絵手紙
  3. 【新部会情報】悠々風土の会
  4. 【部会情報】タウンモビリティ楽会例会開催
  5. 【マップ紹介】ハーティマップ呉市中央地区版が完成!
  6. 【書籍紹介】“水の都”を愛する人のために
  7. 【行事紹介】錦川カエルフォーラム2003 カエルに会いに行こう。

■ 萩往還・散策マップ〜ワークショップ開催中

「西国街道散策マップ」「瀬戸内しまなみ海道島Tんマップ」に続く住民参加の地域資源マップづくりが,山口県萩市で取り組まれています。

関ヶ原の合戦後に萩へ移された毛利家が,城下と瀬戸内海に臨む港三田尻(防府市)を結ぶために整備した「萩往還」を,散策するためのマップです。

今回は第一巻として,萩市域を対象にしています。数年かけて萩市,旭村,山口市,防府市へ至る約53kmのマップを制作します。

これまで3回のワークショップを開催してきました。参加者は萩の市民が大半ですが,さすが城下町「萩」,歴史やまちなみへの想いが様々な場面で感じられます。

6月25日に最後のワークショップを開いた後,8月にマップが完成する予定です。完成したマップを手に,こんなイベントを開こう,あんな道づくりを進めていこう,などなど,すでに参加者から色々なアイデアが寄せられています。また,本誌にて案内しますので乞うご期待。

参加者の声

    「萩は元気だなぁ」というのが、萩往環のワークショップに参加しての第一印象でした。そして、2度3度と回が重なるたびにその思いはますます強くなっています。何が元気って、萩に住んでいらっしゃる人々の地域に対する思いが、とってもアクティブなのです。私が参加したグループでは、現地調査が足らないと、後日、有志がもう一度集まり、雨の城下町を精力的に歩きまわったほどです。

    これからの観光都市は見せる仕掛けだけではダメ、そこに人々の生活がなけれは…といわれますが、萩は本当に長い歴史とそこに住む人々の暮らしが心地好く調和しているまちです。みなさんもぜひ一度お出かけください。何度行っても新しい発見があり、すぐにまた行きたくなりますよ。

防府市在住 島添美葉子

    いつもニュースレターを見ていて、西国街道は盛り上がっているなとうらやましく思っていた所、今回のワークショップの案内が同封されており「いざ萩へ」と馳せ参じました。地元萩の参加者の方の熱心な議論を聞いていてとても勇気づけられました。

    私が歩いた萩駅から唐樋札場跡も車窓からでは気づかない事が多く発見できました。そのため写真を多く撮りすぎて、まとめの模造紙のレイアウトからはみ出したり、コメントが力不足になりました。でもわきあいあいと自分のできることを分担して無事グループ発表を終えました。

    最後に進行役より、「これで安心してはいけない。次回で最終的にマップに載るかどうか決まるので、必ず参加するように。」「巻物と望遠鏡型のマップは特別に参加者の手作りで」との言葉で会場は驚きと笑い声に包まれて幕を閉じました。

    最近のウォーキングの流行を思うと、交流会で議論していた「歴史回廊」のことが、それぞれの地域で紙の道、塩の道、鉄の道と話題になっていたことが昨日のことのように思えてきます。

宇部市在住 市川 浩

■ 私の絵手紙

朝の光がまぶしい季節になりました。カーテンごしの明るさにびっくりして跳び起きてみると、時計はまだ5時。もう少し布団の中にと思っていると直ぐに6時を過ぎる。このところ何故か肩凝りがひどい。「この時間歩こう」と連休の五月晴れを機に決心をした。平和公園を中心に南に太田川のどてに沿って下り加古町(厚生年金会館あたり)を回って帰宅すると、約30分。途中、緑の美しさに見とれたり、ドームを背景にしたバラ園を回っていると10分超過する。毎日、何か新しい発見がある。サギがウナギ(アナゴ?)を暫く弄んで飲み込むのに出くわしたり、オス鳩が羽を広げ体を膨らませてメスを誘うが相手は知らぬ顔。何度か舞い戻って挑戦するが不成功。また雨上がりは、川面にドームが姿を映して美しい。バラは、黄色の「ヘイワキネンコウエン」が最も香りよく、「ピース」「アンネフランク」「ブルームーン」等が120本近く咲いている。

「早起き」には、まず「早寝」ですね。

(ひのかつこ)

【新部会情報】悠々風土の会

交流会員有志で昨年から、スローフード、スローライフの考え方を軸にして活動する部会設立のための準備会を数名で行ってきました。そして、この活動組織を「悠々風土の会」と称することにしました。下記の趣意書に賛同される方は、一緒に「悠々風土の会」で活動しませんか。

日 時 2003年6月25日(水)15時00〜

場 所 中国・地域づくり交流会サロン(広島商工会議所ビル7F)

悠々風土の会設立趣意書

いま、私たちの周囲には、大量、多種の食べ物があふれ、金さえ出せば、いつでも食べたいものが食べられ、それを「豊かさ」だと錯覚している。

たしかに「食べたいものを決め、食材を探し、料理法を考え、調理し、食器に盛り付け、食べ方を工夫する」負担は無くなり、一見便利になったように見えるが、食卓からは「家族」「団欒(らん)」「文化」が消えた。

大量生産、大量消費、大量廃棄のサイクルが、止めども無く肥大化するなかで、食品の工業化が進み、私たちには食材がどのようにして作られ、どのような流通経路をたどって、私たちの口に入るのか、ということが見えなくなってしまった。

このような状況に危機感を抱いて、イタリアで始まったのがスローフード運動である。この運動の方針は、次の三つである。

  1. 消えつつある郷土料理や質の高い食品を守る。
  2. 良質の素材を提供している小生産者を支えて行く。
  3. 子どもたちを含めた消費者に、味の教育を進める。

私たちは、この運動理念に共鳴する。と同時に、食の安全と環境問題とを併せて考えなければならない、と訴える。

これはグルメの会ではない。生命の根源である食事を見直し、真の豊かな食文化を取り戻す運動である。

現代社会を覆う効率主義、スピード、便利、簡便の呪縛から抜け出して、まずは「つくること、食べることをゆっくり考え、話し合い、体感すること」から始めたい。

(会長 平岡 敬)

【部会情報】タウンモビリティ楽会例会開催

5月の例会では、ユニバーサルデザイン資料をゲット!参加者全員感動!タウンモビリティ楽会の活動「人にやさしい、人がやさしい」ユニバーサルな取り組みが実を結んだような氣がします。6月の例会は、英国視察ツアー参加報告を中心に進めていきます。ふるってご参加ください。

開催日時 平成15年6月27日(金)18:30〜

開催場所 中国・地域づくり交流会 交流会サロン(広島商工会議所ビル7F)

内  容

  • ふくやまバラ祭タウンモビリティ参加報告(5/17〜5/18)
  • 英国ショップモビリティ視察ツアー参加報告(6/8〜6/15)
  • 障害者ふれあいinくれ(9/4〜9/7)
  • 人にやさしいふれあい交流まつり(11/7〜11/9)
  • その他

(世話人 久保田 博)

【マップ紹介】ハーティマップ呉市中央地区版が完成!

みんなのまちの

安心安全歩行空間

呉市は2001年に「呉市移動円滑化基本構想」を作成し重点整備地区を定め、2002年には、市・国・JR西日本の協働でJR呉駅周辺の歩行空間の整備を行い市民の目にも見える形でバリアフリーに向かってまちが成長しています。

そんな呉市で「やさしさマップ・プロジェクト」が呉市で開催されたのをきっかけに組織され活動している「バリ研(バリアフリー研究会)」では、このほど2002年の活動として呉市の中央地区の歩行区間(歩道)を調査した「ハーティマップ」を制作しました。

「ハーティマップ」は呉市の目指すまちづくり「ハーティポリス」から命名された。

やさしさあふれるまちを紹介するマップです。マップ片手に、ぜひ呉に遊びに来てください。

マップ面には、呉駅からの歩行空間の幅員や点字ブロックの有無や信号機の種類などをベースに、バス停・休憩スポット・ベンチ・公園・トイレの情報はもちろん、おいしいおやつ情報や子育て情報などを調査し掲載しました。

ガイド面には、交通機関や駐車場の紹介、身障者等の割引制度の利用の仕方を掲載しています。また、がんばっているバスたちやインターネットを利用したバスロケーションシステムの紹介なども掲載しています。

バリ研では、このマップが「心のバリアフリー」へつながればと考えています。ハードの整備は進んでいますが、バスベイへの駐車や駐輪マナーや店舗前の商品など市民の変化のきっかけづくりにマップを活用して行きたいと思っています。

(代表 森勝利)

問い合わせ

バリアフリー研究会 事務局
(NPO法人 呉SCくれシェンド) 明神裕子

tel 0823-38-8276 / e-mail kuresc@nifty.com

【書籍紹介】“水の都”を愛する人のために

3:広島太田川ライオンズクラブCN25周年記念大会実行委員会編:

『「温故知新」川のまち がんばれ広島の太田川』

 広島太田川ライオンズクラブ

2002年2月23日発行 A4版97ページ 非売品

中国山地に源を発する母なる太田川は、103kmもの永い旅路の果てに、瀬戸内海に出会いやがて太平洋へと至ります。現在の流域面積は1,710kFで、流域内人口は約911,000人となり、広島県西部の政治・経済の基幹として生き続けています。

広島太田川ライオンズクラブは、昨年めでたく創立25周年を迎え、太田川への愛着を素晴らしい装丁の著作に纏めました。正に温故知新の感を窺い知る好著で、さながら現代風の風土記の様相を呈しています。全ページカラー刷りで、内容は下記の通りです。

序章:水の惑星 本論編:川・源流から・上流のまちから・中流のながれ・むかしのこと・川のめぐみ・七つの川の城下町・支流たち 終章:がんばろう広島 となります。

また、あとがきにかえて では一年足らずの本づくりの体験談が簡潔に綴られています。

巻末の「太田川の絵」コンクール入賞作品は、小学生が見た太田川とのふれあいが見事に描かれています。参考文献・資料等一覧も、今までの基本資料を良く見ておられます。

400年余の広島のまちを育てた太田川を、南方に伸ばして干潟を埋め続けていった開発の歴史を今振り返ると、堅牢な護岸工事や高層ビルの建設により、ますます人々を水辺から遠ざけました。私たちの水との飽くなき関わりは、日常の暮らしを通じて実感されるもので、あえてこうした著作にたよることは、もはや現代の文明病なのでしょう。

水の都:広島をこよなく愛される人は、とにかく水辺に出かけふれあうことを望みます。

これまでに紹介しました書籍は、けっして屋内で読むものではないことを付け加えます。

広島のまちがかつての水辺のにぎわいを取り戻すことを夢見て3回の連載を終わります。

中国・地域づくり交流会/水の都ウォーク実行委員会 代表世話人:佐々木卓也

【行事紹介】錦川カエルフォーラム2003 カエルに会いに行こう。

本来身近な生き物だったカエル。

田植えをする人々と、そこに響き渡るカエルの鳴き声・・・。昔、私たちがよく目にした日本の初夏の原風景が今、徐々に変わりつつあります。幸いなことに、錦川流域でまだ多くのカエルの声を聞くことができます。

そこで、私たち錦川流域ネット交流会は、この身近な生き物である「カエル」をテーマに錦川の自然といのちに触れあうことで錦川の素晴らしさを再認識するため「錦川カエルフォーラム」を企画いたしました。

2003.6.15(SUN)13:00→20:30

参加無料

第1部(13:00〜15:00)

  • 開催場所/錦町ふるさとセンター(山口県玖珂郡錦町広瀬)
  • 話題提供/環境寸劇『カエルがかえる』
  • 面白講座
    • 『モリアオガエルの南限』 阿部弘和(山口大学教育学部教授)
    • 『南桑のカジカガエルの生態的地位』 山岡郁雄(山口大学名誉教授)
    • 『日本文学、農政に現れたカエル』田中 進(環境カウンセラー)

第2部(16:〜20:00)

  • 開催場所/南桑河川敷(山口県玖珂郡美川町)
  • 『和田浩の川遊び講座』 和田 浩((有)山口アウトドアスポーツネットワーク)
  • 休憩及び夕食
  • 夕日コンサート 篠笛演奏:梶川純司
  • カジカガエルを聞く会

[お問い合せ]

    TEL 090・1187・0676[田中] TEL 090・5695・6243[藤野]

[お申し込み]

    錦川流域ネット交流会

    〒740-0724 山口県玖珂郡錦町1162-2 FAX:0827・72・3510